定年退職した男・小山幸彦(柄本 明)は、ひとり宮崎にやって来た。悪態ばかりつく、かなり嫌なオヤジである。幸彦はかつて新婚旅行で訪れて以来、40年ぶりの宮崎のようだ。妻の京子(原田美枝子)から送られてきた謎のハガキを手に旅する幸彦は、宮崎生まれのタクシー運転手・日高詠介(森山未來)とその彼女・黒木咲耶(池脇千鶴)に出会う。そして詠介・咲耶のふたりと共に、新婚旅行の際に訪ねた宮崎の思い出の地をたどる中で、これまで犠牲にしてきた妻との時間を取り戻そうとするが…。
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